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つくば市の取組

2021年度 SDGsTRY 活動報告(Cチーム)

 

筑波山江戸屋さんに梅のメッセージを飾りました

2021(R3)_SDGsTRY_C班_活動写真

2021年度 C班の活動のはじまり

 つくば市の呼びかけからこの事業に応募してみたものの、最初のオンラインミーティングで顔を合わせたのは、ほんの昨日まで見ず知らずの人たちでした。 人柄も生活環境も、つくば市にゆかりがあることを除けば何もかも違うのだから、一人ひとりの社会課題の捉え方も違いました。
 それでもじっくりと打合せを重ね、互いに打ち解けてきたとき、ぽつりぽつりとこのような言葉が交わされるようになりました。

  • 障害を抱えた子どもたちが、社会の無知や偏見から孤立してしまうことがある。
  • 最近のコロナ禍の影響による、オンライン授業や休校によるコミュニケーション不足のために、不登校の子どもが増えている。
  • 外国人を親に持つ子どもが、学校での偏見などから孤立してしまう。

 「社会の様々な境遇の人たちが、自分の気持ちや感じていること、好きなことを発信すること。そしてそれに共感することで、お互いがお互いを認め合える社会づくりに貢献したい。」
 私たちは、つくばに自分たちの”居場所”を感じられる場を作る、を活動のテーマに据えました。

 

紆余曲折を超えて

 私たちはとりわけどんな人と、そうした場を共有したいのだろう?
 ではどんなことをしたら、それが実現できるのだろう?それに相応しいのは、どこなのか…?
 違和感や勘違いが生まれるたびに、何度も繰り返し問いかけ確かめ直し、ようやくたどり着いたカタチはー、

  • "自分が好きなもの"の写真と説明をペアで交わし、相手になったつもりで作ったメッセージを紹介する「他己紹介」ワークショップ。
  • そのメッセージはつくばの花である梅の木に、梅の花形のカードに書いて飾ろう。

 というものでした。

 それなのにさあ本番という時期、日に日に増えるコロナの新規感染者数を前に、敢えなくワークショップの開催を断念するしかありませんでした。

 

これからの活動に向けて、梅にメッセージを託す

 そして迎えた今年度のSDGsTRY最終発表会の日、ワークショップができなかった私たちは、これまでのプロセスをご来場者にお話しました。でも発表の最後に、一つだけこのような提案をしました。

  • それでもこの活動を通して互いに共感し、支え合った人たちや、これからつながっていく一人ひとりの思いがきっと形になるように、梅にメッセージを託しませんか?
  • もしご賛同いただけるなら、みなさんの「わたしが好きがもの」のメッセージを私たちに送ってください。それを用意していた梅の木にメッセージカードを掛けて飾ります。

 メンバー一人ひとりも支援してくださった方々に声かけしてくださり、メッセージカードを飾る当日には、カードを入れるために用意していた菓子箱に山盛りにしても入りきらない数のメッセージが頂けました。

 筑波山梅林に植樹される予定だった若い梅には、もう小さな花がたくさん咲き始めていました(*1) 。私たちの活動と同じように、まだヒョロヒョロした枝ですが、みなさまのおかげで今年満開の大きなメッセージの花を咲かせることができました。

 感謝を込めて、その様子を動画にして掲載します。ありがとうございました。

(*1)この状態での植え替えは梅の体力を奪うため、今年は筑波山江戸屋さんの玄関前に一旦仮植え、来年度に植樹する段取りに改めました。この梅の木は江戸屋さんの玄関前でご覧いただけます。但しカードは風雨で損なわれるため、撮影後に全て回収して大切に保管いただいています。

問い合わせ先

このページに関するお問い合わせはつくば市役所 政策イノベーション部 持続可能都市戦略室です。

〒305-8555 茨城県つくば市研究学園一丁目1番地1

電話番号:029-883-1111

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