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活動報告

【報告】個人会員の水谷浩子さんの「やさしいにほんごでぼうさいかるた」が、団体会員の白泉社さんから出版されます 9/1

個人会員の水谷浩子さんと、団体会員の白泉社さんから、活動報告がありましたので、ご紹介します。

2024年9月1日に、水谷さんが作ったやさしいにほんごでぼうさいかるたが、白泉社さんから出版されることになりました。この連携をきっかけに、水谷さんが作られたかるたが、全国で販売され、多くの外国人や子どもたちに届けられます。

2024年12月20日追加情報:白泉社さんから出版され、多くの方に届けられています

2024年9月1日に発売された「やさしいにほんごでぼうさいかるた」ですが、すでに多くの方々に届けられています。その過程で、つくばSDGsパートナーズ団体会員のみなさまとの連携も行われました。

発売当日の 9月1日には、TSUTAYAデイズタウンつくばで、かるたの体験会が開催され、なんとその様子はNHK水戸放送局「いば6〈ろく)」に取材され、9月2日に放映されています。また、9月15日には、アカデミア・イーアスつくば店でかるた大会が開催され、2時間休みなく、たくさんの子どもたちにかるたを体験していただいたようです。コーチャンフォーつくば店も含めて、市内の書店にて絶賛販売中です。

さらに、水谷さんは市外へ飛び出し、東京都八王子市、千葉県市原市、さらには滋賀県長浜市まで足を運び、積極的に活動されています。詳しい様子の一部は、以下のクラウドファンディングサイトに記載されているので、ぜひご覧ください。

https://camp-fire.jp/projects/771427/view/activities#menu



また、最近商品をどこで入手できますか?というお問い合わせをいただくことがあります。
上記の各書店でのお取扱いの他、出版社の白泉社さんから直接取り寄せていただくこともできますので、あわせてご案内します。

https://goods.hakusensha-shop.jp/shopdetail/000000001650/

2024年12月20日追加情報2:滋賀県長浜市の服部さんが応援してくれています

水谷さんが、滋賀県長浜市でも活動されていると伺い、長浜市のご担当者である服部さん(長浜市役所 市民協働部 市民活躍課 多文化共生係 係長)にお話を伺いました。

服部さん
【長浜市役所:服部さん】

長浜市は、製造業が盛んで、外国人比率が3.5%と比較的高い自治体です。そこで、やさしい日本語の普及についても、以前から進めています。令和6年4月に多文化共生を担当する部署に異動した服部さんは、やさしい日本語について学ぼうと、「入門やさしい日本語養成講座」を受講したところ、そこで水谷さんと同期になりました。


この講座で、「やさしいにほんごでぼうさいかるた」について知った服部さんは、ぜひ長浜市でも使いたいと思い、市民向けの展示や職員向け研修で利用してくださっています。水谷さんがつくばで生み出した「やさしいにほんごでぼうさいかるた」が、発売から4か月という短期間で、早くも関西まで広まっていることを知り、つくばSDGsパートナーズから全国に誇れる事例が生まれたことを、つくば市としてもとてもうれしく思っています。

水谷さん、白泉社さんのご紹介

水谷浩子さんのご紹介

つくば市民歴40年。筑波大学そばの桜地域で、まちづくりの活動をされています。
令和5年度のつくばSDGsアワードにおいては、水谷さんの所属する「にほんごでおしゃべり!プロジェクトチーム」が、「多国籍子育て支援 にほんごでおしゃべり!」という取組で、つくばSDGs部門で表彰されました。

ぼうさいかるた_1

白泉社さんのご紹介

白泉社さんは、1973年に設立された出版社です。少女漫画、青年漫画、児童書、小説など、多岐にわたるジャンルの出版を手がけています。特に少女漫画で知られており、『花とゆめ』、『LaLa』、『MELODY』などの人気雑誌を発行しており、フルーツバスケット、花ざかりの君たちへ、ガラスの仮面など、多くのヒット作品を生み出しています。また、雑誌『MOE』や人気シリーズ『ノラネコぐんだんシリーズ』など多くの児童書を刊行している人気の出版社です。
近年では、SDGsや社会貢献の取組に力をいれています。

ぼうさいかるた_2

 

水谷さんからのご報告

水谷さんの思い

以前、言葉の通じない外国で、災害に対する不安を抱えて生活をする、苦しい時期がありました。そこで、日本に帰国後、防災のことを勉強し、防災士資格を取得しました。
その後、子育て支援のNPO法人で活動中、外国人のお母さん方が防災の準備に悩んでいると知り、防災イベントで講師を務めることになりました。そこで、「かるた遊び」を用いて「やさしいにほんごでぼうさいかるた」を手作りし、楽しく防災知識を広めることにしました。
イベント後も、様々な場所でかるたを使って遊んでいくにつれて、もっともっと多くの方々に知ってもらいたい、自費出版してでも、多くの方々に届けたいと思うようになりました。

ぼうさいかるた_3

白泉社さんとの出会い

令和4年度のつくばSDGsアワードでかるたを紹介したことをきっかけに、つくばSDGsパートナーズのみなさんに知ってもらう機会ができました。その中で、白泉社さんにこのかるたを見つけていただき、「このかるたを商品化しませんか?」とお声掛けいただきました。
その後、本格的な出版準備を進めるにあたり、国立防災科学技術研究所の先生方をはじめ、たくさんの専門家のみなさんに内容を確認いただき、また編集者の方々にデザインを確定していただき、令和6年9月1日に出版をすることになりました。
つくばSDGsパートナーズのみなさんのお陰で、ここまで来ることができました。ありがとうございました。

ぼうさいかるた_4

最後に

今回、いろいろな方々に支えられて、「やさしいにほんごでぼうさいかるた」を出版できることになりました。その結果、白泉社さんに、たくさんのかるたを制作していただくことができます。このたび、「やさしいにほんごでぼうさいかるた」を、共感してくださるみなさんのお力も借りて、ぜひつくば市内の学校に届けたいと考え、クラウドファンディングを始めることにしました。
この取組についてより多くの方々に知っていただきたく、お知り合いの方々にも伝えていただけると幸いです。

つくばSDGsパートナーズのコーチャンフォーつくば店のX(旧Twitter)でも、周知いただいております。

白泉社さんからのご報告

つくばSDGsパートナーズというプラットフォームを通じて、「やさしいにほんごでぼうさいかるた」を知り、この度当社から出版をさせていただくことになりました。

このかるたには、以下のような特徴があります。

  1. やさしいにほんごで書かれている
    日本人が当たり前に使っている、「備蓄」や「避難」といった言葉は、外国の方や子どもたちにはわかりにくい言葉です。このような難しい言葉を使わずに、必要な情報を、遊びながら伝えられます。
  2. 英語が併記されている
    それでも日本語がわからないときに、理解を手助けできるよう英語での説明が併記されています。もちろん英語がわからない外国の方もいますが、それでも英語併記により、より多くの方に情報を伝えることができます。

とても特徴的で、かつ社会に届けられる価値が大きいと感じました。

また、このような作品を、たくさんのみなさんのご協力があったとは言え、1人で地道に制作され、多くの場所で普及活動をされてきた、水谷さんの情熱を強く感じ、当社として「やさしいにほんごでぼうさいかるた」を出版させていただくという決定をいたしました。

当社としても、1人でも多くの方々に、このかるたをお届けできるよう、尽力して参ります。
SDGsパートナーズの会員のみなさまからの連携提案もお待ちしています。

ぼうさいかるた_5

問い合わせ先

このページに関するお問い合わせはつくば市役所 政策イノベーション部 企画経営課 持続可能都市・官民連携推進係です。

〒305-8555 茨城県つくば市研究学園一丁目1番地1

電話番号:029-883-1111

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