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活動報告

【報告】団体会員の篠屋木材工業・にれ工房で、廃材リユースの連携がスタート

団体会員の篠屋木材工業にれ工房より、活動報告がありましたのでご紹介いたします。 

 


2024年6月28日、にれ工房にて、篠屋木材工業との打ち合わせが行われ、両者の連携が正式にスタートしました。
この連携により、篠屋木材工業の課題であった「廃材の有効活用」を目指し、環境に配慮した取り組みが行われる予定です。

篠屋木材工業 事業紹介

注文住宅・店舗の設計・施工会社です。
材木屋から歩き始めて100年、これまでつくば市内を中心にひとつひとつ丁寧に家づくりを行ってきました。地域の工務店として、ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)や長期優良住宅など、建物性能の高い家づくりを行うことでエネルギー消費が少なく、耐震性のある安心した暮らしを提案しています。

にれ工房 事業紹介

仕事として、色々な物作りをしています。子どもたちに、その楽しさを伝えたく、木工教室を始めました。
子どもたちには、
・危ない刃物も、正しい使い方を身につければ、安全に扱える。
・道具をうまく使いこなし、物作りが楽しくなることを体験すると、その力(技術や知識)は物作りだけでなく、いつも役に立っていく。
こんなことを、伝えたいと思って活動しています。

 篠屋木材工業さんのSDGsの課題

篠屋木材工業さんは、新規の家づくりだけではなく、古民家のリノベーションも積極的に行い、永く大切に暮らす家づくりに取り組まれています。
しかし、家づくりやリノベーションを行う中でどうしても生まれてしまうものが、木材の端材や、壁から取り除いた古い断熱材、資材を梱包した段ボールなどの廃材たち。
「まだ使えるものなのに、棄ててしまうのはもったいない…」と篠屋木材工業さんは考えていました。

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また、篠屋木材工業さんが行うリノベーションでは、風情や思い入れのある家具や建具をあえて残し、「今まで」と「これから」をつなぐ、新しい家の在り方を大切にしています。
それでも、壊れてしまっている家具や、引き取り先の見つからない大きな建具が出てしまうこともあります。
「長い年月を経て生まれる風情や趣は、誰かにとってはとても価値のあるもの。だけど、なかなか引き取り先を見つけるのが難しい…」という課題も感じていました。

にれ工房さんとの出会い

篠屋木材工業さんの課題を伺い、私たち持続可能都市戦略室は、この課題を解決できる方を探しました。
そして、つくば市鳥獣対策・森林保全室を通じ、にれ工房さんと出会いました。

にれ工房

にれ工房さんは、木工、鉄工、彫金のほか、家具、看板、テーブル、椅子などの修理や製作にも取り組んでおり、木工・鉄工教室も開催しています。また、ジュエリーの製造販売もされています。
イベントも数多く手がけられていて、つくば市から木工教室の開催をお願いすることもあります。

また、にれ工房さんはボランティア活動として、地域のこども向け木工教室も開催されています。
木工教室で必要になるのが、工作用の木材です。
そこで、篠屋木材工業が家づくりやリノベーションを進める過程でどうしても発生してしまう廃材を、にれ工房さんで活用していただくことになりました。

3ninn【新たな連携が生まれ、嬉しそうな篠屋木材工業さん(左右)と、にれ工房さん(中央)】

今後の連携

にれ工房さんは家具の修理を行っており、また販売できる方との連携があります。そのため、篠屋木材工業さんのリノベーション時の課題であった、壊れてしまった古い家具をにれ工房さんで引き取り、修復し、販売につなげられる可能性があります。

今後、篠屋木材工業さんで発生する廃材については、地域のこども向け木工教室というボランティア活動のため、にれ工房さんに無償で使っていただく予定です。そして、古い家具についても、お互いに連絡を取りながら有効活用を進めていかれます。

まとめ

持続可能都市戦略室では、地域の中で、このような連携を1つでも多く生み出したいと考えています。
みなさんの課題や市への期待について具体的に教えていただければ、ご協力できることがあるかもしれません。
ぜひ、課題をお持ちの事業者の方々は、持続可能都市戦略室までご連絡ください。

問い合わせ先

このページに関するお問い合わせはつくば市役所 政策イノベーション部 持続可能都市戦略室です。

〒305-8555 茨城県つくば市研究学園一丁目1番地1

電話番号:029-883-1111

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