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活動報告

【報告】SDGs目線のオフィス作り「廃棄物を再利用したことで気づいたこと」(アイバイオテック株式会社)

団体会員のアイバイオテック株式会社より、活動報告がありました。


 

廃棄物を再利用して作られた製品2点と端材で作成した製品2点を採用したことで感じたことを報告します。

暖簾(futashiba248

建築士パートナー様よりご紹介を頂いた茨城県で活動されているfutashiba248(フタシバ)様。
地元農家から農業廃棄物(通常捨てられてしまう木枝や葉などの農業廃棄物)を譲り受け、一から染液を作り染色をされています。

茨城県の農産物の豊かさを染色としてアピールできる活動にとても興味深く、今回は エントランス部分に使用する『暖簾』を染めて作成していただきました。また、暖簾素材についてもSDGsに則ったものとしてオーガニック商品の世界基準『GOTS』認証品(https://global-standard.org/)を指定しました。

サンプル画像1

futashiba248 のおふたり

サンプル画像2

【暖簾】futashiba248 製作

サンプル画像3

染液の原材料

【笠間産・栗】【古河産・人参】

 

壁紙 エッグウォール(日本エムテクス

建築士パートナー様より、事務所の壁紙案としてエッグウォール(マヨネーズ工場から大量に廃棄される『卵の殻』。食用で安全、通気性に優れた特長を活かし、卵の殻で出来た壁紙)のご提案をいただきました。
クロス全体が卵殻本来の温かみのある色で、近づいてよく見ると、原料が卵の殻だとわかることが面白く商品の魅力さに惹かれ採用しました。 エッグウォールの特性でもある『消臭効果』を活かせるエントランスゾーンへ使用しました。

【壁紙】
20221110_活動報告アイバイオテック_4

【特徴】

  • 調湿性能や消臭効果
  • 一年を通して調湿を行い、室内を一定の湿度に保つ効果
  • 排出されていた卵殻をリユースすることで資源を循環

端材を利用した商品

オフィス内装工事も終盤に差し掛かり、『SGEC認証』の木材で作成した建具の端材が多く出ていることから、当社の役員から、「端材を再利用してみては?」と提案を受けました。
利用用途をパートナー様とも検討し、別途購入を考えていた以下2点について端材からの作成を行いました。

サンプル画像1

廃棄予定だった端材

サンプル画像2

【暖簾棒】丸斉建設 作成

サンプル画像3

【看板】orcanoid 作成

 



<今回活動したことで学んだこと>

パートナーシップを活用し、SDGsに則った資源活用の目線で素材や材料を検討したことで、以下のことに気づくことができました。

  • 農業廃棄物を活かしたSDGs活動など、知らない活動が近隣でもまだまだある
    『17パートナーシップで目標を達成しよう』の重要さを改めて実感
  • 廃棄物を別の切り口で再利用することで、『モノ』の良さだけでなく、その素材の背景にあるストーリーを味わえる
    語れるアイテムを作れる
  • 今手元にあるものを『廃棄物とみるのか』、『資源とみるのか』の視点だけでもサーキュラーエコノミーに取り組める
    リジェネレーション(再生)、More good(プラスをもたらす)は身近にある

今まで私が思い込んでいたSDGsは、廃棄物を減らす(出さない)という目線だけでした。
新事務所の商品選びに関して「既製品」とばかり思い込み探していましたが、今回活動する中で、その目線にプラスして、ごみとなるものや役目を終えたものに少し工夫をすることで大きな価値を生む商品へ蘇える(アップサイクル)という面白さを体験することができました。
『12 つくる責任・使う責任』に関連した活動として、廃棄物を減らす(リデュース)だけではなく、今手元にある資源を生かし、価値を付与して新しい使いみちを生み出す、新たな視点を得ることが出来きました。一つ一つの資源をゴミとして廃棄するのか、素材として大切に使うのか、個々の視点が重要であること学ぶ機会となりました。

 

アイバイオテック株式会社

団体会員情報 https://www.tsukuba-sdgs.jp/page/page000095.html
HP https://www.ibio-tech.com/

問い合わせ先

このページに関するお問い合わせはつくば市役所 政策イノベーション部 持続可能都市戦略室です。

〒305-8555 茨城県つくば市研究学園一丁目1番地1

電話番号:029-883-1111

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